正そうとする前にわかろうとする

[R35]

恋愛・キャリア・おしゃれ迷子の女性のための自分軸プロデューサーmisacoです。

人が何かに悩んでいる時
あなたならどうしますか？

おそらく多くの人が

「話を聞いてあげる」
「相談に乗ってあげる」
と答えるのではないかな？と思います。

 

でも。話を聞いたり、相談に乗るということは
実はとってもレベルの高いスキルが求められるのです。

「え？いつから？相手はどんな人なの？」と質問してみたり
「そうなんだー。わかるよ。」と理解を示してみたり
「他にこういうやり方もあるんじゃない？」
「こういう風に考えてみたらどうだろう？」と提案してみたり
「あなたはきっと、真面目すぎるんだよ」と分析してみたり
「世の中そんなものだよ。もっとひどいところもあるよ」と説教してみたり
「そんなこと忘れて、パーっと飲もう！」と注意を他へそらしてみたり

長い間話を聞いていると、上記のようなコメントはしがちだと思います。
これはどこかで

「解決してあげなければ」という想いがあるからです。

「よく人から相談される」という人の一部の人は
解決策を提示することが得意だったりします。
（コンサル業を生業としていて、その業務の一環ならいいと思います）

でも、カウンセラーであり相談に乗るというスタンスなのであれば

「解決をする」ことを目的とせず
相手が、自分で心を整理し、自分自身で解決策を導き出すことを
サポートするということが目的となってきます。

「悩みは人生の宿題」と言われています。

子供が宿題をしていて、
答えを教えてしまっては本人のためにならないのと同じように

悩んでいる方に「解決策」を教えることは
相手の成長を妨げていることにほかなりません。

ましては「悩み」の解決策は
子供の宿題のように答えがシンプルではありません。

答えを教えることは本来できないはずです。

ですから、私たち心理カウンセラーは
クライアント様の悩みに寄り添い、
「しっかり悩んでもらい、自分自身で答えを見つける」サポートをする。
これが大切なのです。

でもこれ、心理カウンセラーに限らず
日常のコミュニケーションでも使えます。

解決策を提示するのはどこかで自分の中の「正しい」という答えを主張していることです。
悩んでいる方の多くは
自分の中に答えを持っています。

「正そうとする前にわかろうとする」

改めて心がけたい、基本のコミュニケーションスキルだなぁと思います。

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最後までお読みいただきありがとうございました