ごきげんよう。
櫻井美沙子です。
(コップのフチ子さんとのツーショット)
個人ビジネスも法人ビジネスも
もっと言うと
かつて、会社の中で商品企画の仕事をしていた時も
全く同じ「壁」にぶつかる人をみて来ました。
それは
「想い」が強すぎて、形(商品・サービス)にできない
と言うものです。
「想い」は原動力になります。
これが明確になると、
軸ができて動きがスムーズになるし
行動のスピードが上がったりします。
けれども、
長らく色々な方を見てきた結果
新しい商品、サービスを作るときに
「想い」に囚われすぎて
動けなくなる、という人が結構な割合でいます。
例えば、
かつて商品企画をしていた時、後輩が
「こう言うものがつくりたい!」と言う熱い想いで
女の子向けの商品企画をしていたのですが
いつまでたってもイラストの修正ばかりで
商品のサンプル制作に入れないことがありました。
ここの取っ手の部分は「星型」か「ハート型」か・・・
ここは「ピンク」か「ピンクラメ」か・・・
こう言ったところで永遠悩んでいたからです。
また、個人起業のコンサルでも
「私がやりたいのはこっちでした!」
「本当にやりたいことじゃないのかもしれない」
をある一定の期間ごとに繰り返し
安定して1つのビジネスを作れないと言うことがあります。
それから法人の新規事業のお手伝いをしていても
「私がつくりたい理想形」
と言うのを掘り下げるあまり、
「事業」としての収益性やスピード感が著しく落ちて
いつまでもスタートアップできない。
なんてことも・・・・
これらの共通しているのは
「想い」にとらわれすぎていること。
だと思います。
「想い」はないよりあったほうがいいです。
けれども、
囚われるあまり形にならない・・・
と言うのは本末転倒ですよね?
このメール講座を読んでいる方は
「個人起業」をしている、したい方がほとんどかと思いますので
「好きなこと」で起業したい
「好きなこと」を仕事にしたい
と言う想いの方が多いと思います。
なので、
「好き」と言う気持ちに囚われて
動けなくなることが想定されます。
では、
「想い」を形(商品・サービス)にするためにどんな方法があるのか?
ですが
私が企画屋(プランナー)として、
商品やビジネスを作ってきた時に気をつけてきたこと。
を書いてみたいと思います。
それは、
まず、やってみる!
と言うこと。
初めから100%を狙うから
完璧を狙うから
難しくなるのです。
そのために。
例えば、
3つのフェーズに分けて考える
3段階で改良を重ねて完成させる。と言う計画を初めから持ってみる。
それから
もっと視野を大きくもつこと
急がば回れという言葉があります。
物事を成功させるための方法は1つではないはずです。
事業としてビジネスとしてやるからには
「売れる」とか「継続する」ことが必要ですから
その「売れる」と言うことを目的にした場合に
「想い」を乗せるタイミングって必ずしも最初でなくてもいいんです。
個人起業で言うなら
(1)「まずは言われた通りやって」
(2)売上が上がったら「自分流にアレンジする」
とかもそうですよね。
それと実は、一番大切なのは
自分の中の「100%」の定義を書き換える
ってことかもしれません。
100%「想い」を反映させよう。
とか
100%「好き」を仕事にしよう。
とか
って言う時の
100%
ってなに?
って話なんですよ。
その境界線を作ってるのは自分なのです。
とてつもなく完璧なものなんてないのです。
もし、高すぎるレベルを自分に求めているなら
そのレベルを下げることも必要かと思います。
でも、実は
いつまでも「これは100%じゃない!」って言ってる人ほど
ちゃんとした100%のイメージがないことが多いように思います。
だから、そう言う人ほど
考えすぎてぐるぐる思考になって
前に進めない。と言う状況になっている気がします。
「答えがないものを追い求めている・・・」
と言う状態かもしれません。
まとめます。
「想い」を形(商品やサービス)にするためには
(1)自分の中のゴール(100%)イメージを明確にする
(2)視野を広く持つ、急がば回れの発想が大事
(3)3フェーズで考える
(4)まず、やってみる!
私がやって来たことは
こんな感じでしょうか。
はじめから
100%完璧に「想い」を反映できなくても
動きながらつくっていったり、
まずはできるとこからはじめてみる。
というのが、最終的に
「想い」を形にする最短ルートなのだと思います。
考えすぎてくるくる周って
何だかんだその場で一周してる…
(前には進んでいない)
なんてことにならないようにしましょうね。
周りにいる異性の「だめポイント」ばかりみていたり
小さいポイントに一喜一憂していたりする・・・。