今日のニュースでこんなものがありました。

キャッチボール:公園禁止、増えているが 規制緩和の動きも--昭和公園、一部解禁

そういえば。本当に最近見かけないですね。
キャッチボール。
確かに、公園に行っても「禁止」の表示が目に付きます。

記事にもあるように

「かつては記念公園のどこでもキャッチボールができたが、何かあったら管理者の責任が問われかねない」(昭和管理センター)


確かに、何かがあったら
管理者の責任が問われる時代。

メーカーという立場上、
商品開発の現場を見ていても
「ここまでか!」
と思うくらいたくさんの検査や品質基準があって
世の中にモノを送り出す責任の重さを感じているので
その管理者の立場も理解できます。

でも、
■迷惑をかける。
■他人に危なくないように気をつける。
■みんなの公園だから、譲り合う。
とかっていう基本的な行為を
したことがない。
する機会がない。
子供たちは
それで大丈夫なのかしら?

大丈夫か。
大丈夫じゃないか。
といえば。
大丈夫だと思うけど。

私は、ちょっと疑問を感じる。

自分がやられて嫌なことはしちゃいけない。とか
みんなが気持ちよく一緒に使うコトを学ばせる。ことより
危険を回避することが優先されるほど
危険がいっぱいの世の中になってしまったのでしょうか。

でも、「危険」を知らないということは。
自分が与える害の可能性を知らずに育ってしまうのと同じで。
その方がずっと
危ないような気がします。

何も無理やり危険な目にあわせる必要はないですが
そういうことって、「教科書」や「ビデオ」で
「これは危ないですよ」と教えることではなくて
日々の生活の中で覚えることだと思うし。

そうやって、
考えたり、気にしたりする機会が減ってしまうというのは
目に見えての変化はなくても
この先10年後20年後の世の中に影響してくるのではないかしら。
とか思います。

ですから、今回。
こういった規制緩和に向けての取組みがされたことは
とてもステキなことだと思うわけです。

でも、やっぱり
「安全でないボールもあること」
を教えることも大切で。
「守られている」ということを
きちんと理解した上で、使うことを教えていって欲しいですね。

自分に子供がいたら、
こうは思わないのかな???
やっぱり、危険を減らすことを重要視してしまうのかな?

皆さん、どう思いますか?

あと、私が最近気になるのは

電車に乗った時。
とにかく、
「ドアに挟まれないように!」ということを促す
アナウンスが何度も繰り返され、丁寧なこと。
ドアのそばにいたら、挟まれるに決まってるのに…。
注意しなくて挟まったら、駅員さんを攻めるのですか(>_<)? 難しい世の中ですネ。