今日は
あと数日でおわってしまうっ!
ということで。
「行きたい!行きたい!」と思っていた
「メゾン四畳半 藤森照信展」に行ってきました。
銀座に10F建ての「メゾンエルメス」が登場したのが2001年。(←もうそんなに!?)
その建物の中に、ギャラリーやホームシアターなんかがあるってことはご存知ですか?
今回のこの「四畳半展」は
その「メゾンエルメス」の8Fギャラリーで行われました。
「四畳半」。
それは、
「日本人が生活を営むことのできる最小限の空間であり、日本の住居の原型となっている」。
そして。「四畳半展」は
そんな「四畳半」のお家を建築家の藤森さん率いる中、
社内公募であつまったエルメスの社員たちが3つのチームに分かれ
作っていく。というプロジェクト(展覧会)です。
面白いのは、「四畳半」という空間を作ることだけでなく
「その家が建ってゆく過程を展覧会として公開する」ということ。
更に、そのお家を建てる過程で、私たちのような
「お客様にも参加してもらおう」
というのです。
だから。
この展覧会。
3/17から行われていて、
初めから見ている方は、来るたびにお家が出来上がっていく様を見ることができ、
更に、自分自身もその制作に加わることが出来てしまうのです。
説明。長くなりましたが、
とっても面白い素敵な試みですよね。
でも。
私が一番「行きたい」と思ったポイントは、
やっぱり。
「四畳半」
というテーマ。
なんかわくわくしたのです。
会場に、藤森さんの言葉を見つけました。
本格的な家はむずかしいにしても、友を呼んでご飯を食べ、
寝泊りできる程度の仮設的な家なら誰にでも出来る、はずである。
かつて人類はそのようにして最初の住まいを作り、
今も、子供たちは“基地”づくりを楽しむ。さいわい日本には、自分でも作ることのできる程度の大きさの
“住いの原型”というものがある。
四畳半である。(以下、略・・・・)
なるほどー。
そっか。
「四畳半」という言葉で見るだけだと。
まるで「うさぎ小屋」みたいな(笑)
一見、何もできない空間。
でも、そこにあるたくさんの可能性。
わくわく。
その楽しみを私も知っているわー(≧▽≦)
子供の頃。
作りました。
四畳半どころか。
1畳でした…(*^_^*)。私たちの「秘密基地」。
小さいけど。
誰にも知られない宇宙みたいに広がりを感じて。
一生懸命作って、毎日遊んでたなぁ。
とか。
そしてそのわくわくは、今のお仕事にも。
きっと。
つながっている。
四畳半という空間をいかに表現するか。
「最小を最大に生かす」っていうのは
私たちのお仕事にもつながっいるような気がする。
今日。その3つの「四畳半」を見て、また実際に入ってくつろいでみて。
そんなことを。
カラダで感じました。
じわじわ。
そして。
行って、更に。面白い!って思ったのが。
別室(?)にあった「貝殻のオブジェ」
タイトルは…ないらしい。
これ。藤森さんがエルメスの空間をみてひらめいたらしいのです。
ですから、
「メゾン四畳半」には直接関係がない!?…そうです。
んー!!その予想できない「ひらめき」感にかなり感動しました。
ルネサンスの巨匠ボッティチェリの傑作『ビーナスの誕生』にインスパイアされたって…。
ここだけ、写真撮影可だったので、ひとりでビーナス。
ちなみに、6/10(日)まで開催されています。
ぜひ週末にでも行ってみてはいかがでしょうか?