「このパスタ、超ボリューミーじゃない!?」
「今日の会合は内容がボリューミーだったね。」

「ボリューミー」って言葉。
私、よく使うらしいんです…(-_-;)

言われてはじめて気づきました。



「それって、英語にないよね?・・・・」

「う、うん。・・・・ないよね・・・。」

私ったら、勝手に言葉を作ってしまったのかしら(→o←)ゞ

大学の卒論は「言語学」。
「言葉が世の中と共にいかに移り変わってきたか」
を主に研究していました。

いつの時代も言葉は変わって、
今は普通に使われている言葉も
かつては、造語、若者用語や業界用語として登場し
その当時は「日本語の乱れ!」とか
いわれたものです。

例えば。私の卒論のテーマ『助動詞の「みたいだ」』は、
「みた」と「ようだ」がくっついて、更に変化してできたもの。
「みたようだ」は
江戸時代から使われはじめたと思われていますが、
「みたいだ」は
大正期に夏目漱石の作品なんかに登場し始め
その意味も「比喩」だけだったものから、
昭和に入ると、
「婉曲」表現としても使われるようになったわけです。
今は、それが更に変化して
「~みたく」とか語尾に。「~みたいなぁ。」
という使われ方をしていますよね。
(これはまだ正式な用法ではないですが)

ですから
もし、私が勝手に生み出したとしても
いつかそれがきちんと「日本語」として認められて
辞書に登録される日が来るかもしれないぢゃない!
なんて、強気に思っていました。

でも。
それを指摘されてから、ずっともやもやしていました。
いい大人が意味のわからない日本語を使うのは
はずかしいかもしれない…なんて。

そして。
我慢しきれなくなったので、
調べてみました。

そうしたら、意外な事実が( ̄□ ̄;)!!

この言葉。「ボリューミー」。
ちゃんと、「goo辞書」で検索すると出てくるじゃないですか!!!
061206
061206 posted by (C)channel335

「新語」として、きちんと登録されていましたo(^▽^)o
「クリーミー」とか「ドリーミー」のような感じで、
形容動詞的に使われているようです。

もう少し詳しく検索してみるとですね…。
その用例にある特徴が見えてきたのです。

『秋冬必須!ボリューミーなラビットファーマフラー!』
『ボリューミーウェッジニットブーツ』
『ロングのダウンは、ボリューミーすぎないタイプが鉄則』
『リッププロジェクト ウルトラボリューミーリップ』
『シェルのバラやパールが動くボリューミーなつぶつぶリング』


そう。これ。
大抵、女性誌などで登場する女性向けの商品や文章なんです。

いつから使われているかなど。きっと調べてみれば
わかると思いますが。
とにかく。
女性にとっては、わりと聞きなれた言葉なんですよ!

私の口癖を指摘したその人も男性なので
なるほど~。納得。
彼が単に「コスメ」や「女性誌」を読んでいないから
気になってしまった。
というだけのようです。

一安心です( ̄▽ ̄)=3

あΣ(゚д゚;)
自らの正当性を示すために
こんなに書いてしまいましたぁっ(;´▽`A“

ちょいと、ボリューミーですかね?(笑)